ツーリングは余裕をもって

9月14日、ハーレー29台でマスツーリングをしていた方が、関越自動車道で事故で亡くなられたとの事です。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。また、ご家族に慰めがありますように。

オートバイは体がむき出しなので、転倒が怪我や死亡につながります。だから、バイクは危険、乗らないようにしよう。というのは短絡的です。NHKの報道から分かる事をベースにして、今回の事故について考えたいと思います。

記事から読み取れる事
(1) 運転者は63歳男性
(2) タンデムで奥さんを乗せていた
(3) 男性は中央分離帯に衝突して転倒
(4) 転倒したバイクを避けようとして、後続のバイクも転倒した
(5) 埼玉県〜新潟県湯沢町 を日帰りして、復路の14時頃に群馬県昭和村で事故発生

私は疲労の可能性が高いのではないかと思っています。
仮に関越道の所沢ICを起点にすると、湯沢ICまでは約160km。湯沢IC〜昭和ICは約46km。
合計210km位の距離を走って、14時に事故が発生しています。高速道路でも休憩しながらだと、平均時速40km程度です。大勢で行くと休憩時間が増えるので、平均速度はもっと遅くなります。そして、湯沢で1時間の休憩をとったと仮定すると、当日の行程はこうなります。

06時 起床
07時 自宅を出発
08時 所沢ICを出発
12時 湯沢ICに到着、昼食
13時 湯沢ICを出発
14時 昭和IC付近で事故発生

マスツーリングを経験した方は分かると思いますが、自分のペースで走れないというのは疲労が溜まりやすくなります。また、タンデムするのですから、210km程度の行程とはいえ、60歳代の方にはかなり強行軍だったのではないでしょうか。

私の場合は、単独走行の600kmより、マスツーリングの300kmの方が疲れます。

今回の事故も、疲れて何かに注意がそれたときに、バイクの押さえが十分でなくなった。もしかしたら、同行者の状況をバックミラーなどで確認したかもしれません。そして、タンデムしている重さも相まってコントロールできずに、衝突・転倒してしまった。

他に考えられる可能性として、病気があります。年齢からして血管の病気、脳梗塞や脳内出血が発生したのかもしれません。病気となると、運転以前の健康問題なので、普段の生活から気をつける必要があると思います。

 

また、ひとつ気になる点として、後続車の転倒があります。これは、単純に車間距離が短か過ぎたのではないでしょうか。目の前で転倒したとしても、車間距離が十分なら停止できます。

 

続報が出てこない事から、全て私の推測でしかありません。ですが、「余裕をもったスケジュールで、車間距離は十分に」を気をつけようと思います。

Kantetsu_CrashHarley

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