今年の第39回鈴鹿8時間耐久オートバイレースは、ヤマハファクトリーが昨年に続いて2連勝しました。
昨年はセーフティカーが6回も入る波乱のレースでしたが、今年は路面温度59度というタイヤに厳しいレースとなりました。そのような環境でも、大きなトラブルも無く、転倒、他車との接触もなく、ペースを維持した結果の勝利だと感じます。
[AUTO SPORT] web 鈴鹿8耐:YAMAHA FACTORY RACING TEAMが2連覇
モリワキからJSB1000に参戦している高橋裕紀選手が、解説者として登場したとき「淡々と走るのが良い」が、「淡々と走っているように見えるのは、それは一生懸命に走っている結果」と言っていました。ヤマハファクトリーチームは、最速ペースで淡々と周回をこなしていましたが、きっとそういうことなんでしょう。
トラブルといえば、17 Team KAGAYAMAに珍しい事態が発生していました。ピット作業中に、バイクを持ち上げるリア側のスタンドが折れて、バイクが倒れそうになっていました。そういうこともあるんですね。2013、2014、2015年と3年連続で表彰台に上がっているチームでもそうなのですから、何事もなく淡々と走るって大変そうです。
今年の結果でとても気になるのが、ホンダ車の最上位が8位ということです。ホンダは、せっかくニッキー・ヘイデン選手を呼んで634 MuSASHI RT-HARC PRO.で走っていたのに、車両トラブル?でリタイアでした。そういえば、昨年は、ケーシー・ストーナー選手を呼んで話題になりましたが、マシントラブルで転倒しリタイアでした。うーん、ホンダさんはどうしちゃったんでしょうか?
1位 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM (YAMAHA TZF-R1)
2位 78 Team GREAN (KAWASAKI ZX-10R)
3位 12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE (SUZUKI GSX-R1000)
4位 7 YART YAMAHA (YAMAHA YZF-R1)
5位 32 Moto Map Supply (SUZUKI GSX-R1000)
6位 17 Team KAGAYAMA (SUZUKI GSX-R1000)
7位 01 エヴァRT初号機 TRICKSTAR (KAWASAKI ZX-10R)
8位 22 SatuHATI. Honda Team Asia (HONDA CBR1000RR)
9位 18 ミストレーサ with ATS (HONDA CBR1000RR)
10位 090 au&テルル・KoharaRT (HONDA CBR1000RR)
YZF-R1、ZX-10Rは新型車両になって、好パフォーマンスを見せていますね。ZX-10Rは今日の8耐だけでなく、JSB1000でも好調です。そして、北川元選手が解説席でポロっと話していましたが、SUZUKI GSX-R1000の新型が試験中だそうです。CBR1000RRも新型車両が出るといいのですが。
観戦に使った3つのツールについて、忘れないうちにメモしておきます。
・BS12は生放送でレースを見ながら、実況と解説を楽しみました。
・Twitterでは、ハッシュタグの#鈴鹿8耐で速報だけでなく、余計な情報などを入手していました。
・鈴鹿サーキットUSTREMですが、このLive Timingはとっても役立ちました。テレビに映っていないチームが、どの辺りを走っているのかわかります。また、各チームのペースが分かるので、追いついてきそうとか離されているといったことも分かりました。
8耐優勝マシンのYZF-R1に乗ってみたいですね。ただ、ヤマハ発動機のサイトでは国内仕様が無いので、日本で乗るならプレストで扱う逆輸入車になるようです。とはいうものの、車両価格が200万円を超えているので、おいそれとは買えませんが。
それから、YAMAHAの選手たちは表彰台で「V2」と書かれたTシャツを着ていました。あれは、販売されるのでしょうか。R1は高いですが、Tシャツなら買えます。ワイズギアのページをチェックしておいた方が良さそうです。
さて、明日は東京中日スポーツを買って、今日のレースを反芻することにしましょうか。