ヤマハの逆輸入車を扱うプレストコーポレーションから、YZF-R6 2017年型の発売が発表されました!
昨年の10月に「取り扱い検討」と表明してから、全く音沙汰なし。なので、このまま何も無く自然消滅して、取り扱いなしになるのかと思ってました。
輸入元の国は、ブルーとグレーが南アフリカ、ホワイトはオーストラリアです。
そして、前回、プレストさんが取り扱ったのは2010年型でした。ですので、7年振りの新型ということになります。
トラクション・コントロールであったり、クイックシフターであったり、サスペンションやブレーキなどの性能・仕様について新しくなっていますが。ここでは書きません。そちらはプレストさんの「YZF-R6特設ページ」や各所の記事を参照してください。
ここでは、「買う」ことを考えてみます。
新型車の価格は、税込で157万円。納車整備とか保険、ETC取り付けなどの諸々を含めた乗り出し価格は、170万円を考えたほうが良さそうです。
一方、2010年型は、税込で120万円。こちらは乗り出しで130万円+αくらいでしょうか。ということは、2010年型の3割増しで、プラス40万円というところですね。
新型車の仕様を見ると、40万円の差額以上の価値があると感じます。もちろん、「サーキットを走るのであれば」です。一般道でそこまでの機能が必要なのか、そこは個人の判断次第ですね。
2015年に新型YZF-R1が出たとき、旧型モデルとは70万円ほどの差がありました。YZF-R1Mにいたっては、150万円アップでした。車輌の性格も「ワインディングで一番」から「サーキットで一番」に、ガラッと変わりました。価格と性格の違いから、旧モデルの需要も高いようです。
R6はずっと新型が出なかったので、新車で120万円なのに、中古でも状態が良ければ100万円超はザラ、ものによっては120万円超の価格で売られています。新モデルになっても「サーキットで一番」という性格付けが変わっていないので、40万円程度の差額なら、新型車に乗り換えが進むと思います。そうなれば、旧モデルの中古車が市場に出て、中古相場が下がる可能性もあります。
日本に入れる台数は分かりませんが、新型が欲しいならすぐに予約したほうがいいでしょうね。新型R1が出たときに、YSPでも予約台数を確保できなかったという話しを聞いたことがあります。逆に、旧モデルの中古を狙うなら、2017年型のデリバリーが始まる6月過ぎた辺りに玉数がピークになるような気がします。
31歳のRZ250Rから、10歳くらいの旧モデルR6に乗り換えるか、それとも新生児の新型R6に乗り換えるか。実際に実行するかどうかは決めてませんが、妄想だけでもしばらくは楽しめそうです。