RZ250R(1XG)のウインカー、メーター周りをLED化しました。
メーター周りをLED化していく中で、ウィンカーが左右同時点滅する理由も分かりました。あくまでも電気素人の理解ですが、LEDが小電力で動作するために、「漏電」のレベルでも点灯してしまうのが原因のような気がします。
■まずは、メーター周りのLED化
通販で、メーター周りをLED化するキットを購入しました。LED球が9個、プチプチに入っています。
ひとつだけ取り出したところ。元々の白熱電球も小さいですが、LEDはもっと小さいです。
メーターの電球を全部取り出し、LED球に交換しました。インジケーター部、メーター照明も全部LEDにしました。
写真は作業終盤の状態ですが、2017年2月にメーター周りを修理したときと同じレベルまでバラしました。
この写真は2017年2月、タコメーター修理の時ですが、今回もこのレベルまで分解しました。
(2017年2月の写真)
そして、交換前後の比較動画です。
まずは白熱電球の状態です。
そして、こちらがLEDに交換した状態です。
必要なLEDは、9個です。ですが、時速80kmで点灯する速度警告灯は意味がないので、つけてません。予備として保管します。
・スピードメーター 2個(メーター照明)
・タコメーター 2個 (メーター照明、速度警告)
・水温計 1個
・2ストオイル警告 1個
・ニュートラル 1個
・ウインカー 1個
・ハイビーム 1個
ここで、LED化後の動画を見るとわかりますが、2ストオイル警告灯が点灯したままです。理由はわかりません。まあ、オイル残量はいつも、2ストオイルタンクを目視確認してるので、点灯してもしなくても影響はありません。
■次にウインカーのLED化に再チャレンジ
まずは、白熱電球の状態。ウインカーの点滅につられて、ヘッドライトのポジションランプも軽くウインクしてしまいます。
そして、LEDに交換した状態がこちら。ウインカーが点滅しても、ヘッドライトのポジションランプに変化はありません。
メーター周りとウインカーをLED化したことで、明らかに消費電力が減っているようです。
そして、メーター周りもLED化したことで、ウインカーもちゃんと片方ずつ点滅するようになりました。
RZ250R(1XG)の場合、ウインカーインジケーターは1個だけです。それが、右ウインカーの時でも、左ウインカーの時でも点滅します。ということは、そこを通して左右のウインカーが繋がっているわけです。つまり、「漏電して左右のLEDが同時点滅してしまうのではないか」と予想しました。
ウインカーインジケーターをLEDにすると、右ウインカーの時だけ点滅するようになりました。
そして、ウインカーインジケーターのLED球を180度回転させて取り付けると、左ウインカーの時だけ点滅するようになりました。
白熱電球には極性はないですが、LEDには極性があります。白熱電球はどちらでも電気が流れるので、そこから電気が漏れているのかもしれません。そして、LEDの場合は電気は一方向にしか流れないので、右または左のときだけ点滅するのだと思います。完全な正解なのかは分かりませんが、漏電説は正解に近いような気がします。
RZの整備マニュアルに掲載された、電装回路図も見てみました。すると、ウインカーやバッテリー周辺には整流のダイオードが記載されてますが、ウインカーインジケーターにはありませんでした。左右ウインカーのどちらでも点滅させるためだと思いますが、それがLED化では良くないようです。
ウインカーインジケーターが左右独立している車種では悩まないポイントなのでしょう、きっと。
■課題もあります
夜間走行で、ヘッドライトを点灯させたまま、ウインカー出して、ブレーキを踏む。そんなことをすると、ウインカーが全く点滅しませんでした。
今回のLED化で、同じことをしても全く問題なく、ウインカーが点滅するようになりました。
ただ、問題もあります。
2ストオイル警告が点灯したままです。これはまあ、オイルタンクを直接見ればいいので、そんなに問題ではないです。
それより問題なのは、左ウインカーの時にウインカーインジケーターが点滅しないことです。ウインカーが点滅しているのか分からないので、危険です。今は、ちょいと身を乗り出して、ウインカーを直に見て点滅を確認しています。
対策として、2ストオイル警告灯を左ウインカーインジケーターにしてしまえばいいような気がします。
とはいうものの、RZの電装回路図を見て目眩がしてるので、その改造は当分先になりそうです。