NHKの番組「ドキュメント72時間」で、バイク乗りが取り上げられていました。
「それでもバイクで走る理由」というタイトルで、東京都江東区にあるライコランドの東雲(しののめ)店で来店客にインタビューしていました。予想していたよりも、バイク乗りをフラットに扱っていました。「バイクで繋がる絆」を主題にしていたように感じます。極端な趣向の方や、強烈な自己主張する方は出てこなかったです。もちろん、主題に沿った方しか放送しなかったのだとは思いますが。
再放送もあるようです → 2017年10月14日 23:25
テレビ番組でバイクの話題を扱う場合、暴走族、三ない運動、交通事故、販売数減少といった側面ばかりが取り扱われます。いわゆる普通のバイク乗り(ユーザー)のことが話題になることは、まずありません。世界選手権のMotoGP、WSK、WSSなどで優勝するのは、車両は日本メーカーです。世界のオートバイ市場で50%のシェアがあると言われているのに、その日本国内では超マイナー扱いです。野球、サッカーは国内戦のことでも新聞の一般紙に毎日報道されていますが、オートバイの世界大会で日本人が優勝しても、10行程度で結果が載るだけです。鈴鹿8時間耐久、MotoGPもてぎ戦ですら、写真が出ないこともあります。(※スポーツ紙には大きい写真も掲載されますが)
ちょっと数字が古いですが、分かりやすかったのでグラフを載せました。これは、日本自動車工業会の会報誌(2016年7月号)からの抜粋です。
・ホンダ 34.7%
・ヤマハ 13.5%
・スズキ 3.1% / 計51.3%
あれ!? カワサキの名前がありませんが、「その他」に括られてしまっているみたいです。台数ベースだと97%が125cc以下なんだそうです。カワサキは大型車が主流ですからね。でも、日本メーカー上位3社で50%あります。総生産台数4,500万のうち、2,300万台程度が日本車なんですよね。もっと日頃のニュースなどでの扱いを大きくしてくれても、夜のスポーツ番組でMotoGPのコーナーがあったりしても、決して大げさではないと思うのですが。