RZ250Rは、やたらとアクセルを開けてもパワーは出ないんです。
科学的にどうなのか、プロがどう考えているのかは分かりませんが、実体験としてアクセルを開け過ぎてもパワーは出ません。特にパワーバンド手前の、低回転域では顕著です。
グイっとアクセルを多めに捻ると、不完全燃焼しているのか分かります。パンッパンッという乾いた爆発音に、ボボボという音が混じってきます。そして、エンジンがアクセルの動きに着いてこなくなります。端的に言うと、レスポンスが悪化します。そんな時は、アクセルを少し戻してガソリンの濃さを調整すると、突然パワーが出ることがあるんです。
特に箱根ターンパイクなどの峠道での登りは、ガソリンが一番良く燃えるポイントを探るように右手でアクセルを調整しながら走ってます。
YZF-R25、YZF-R6、GSX-R600をレンタルしたときは、細かいことを気にせずにアクセルを開けると、それなりに山道を登ってました。新しいバイクだからなのか、4ストでFIということがあるのか分かりませんが、ガソリンの濃さとかあまり考えないで走れました。なので、バイクの調子を気にせずに、周りの景色を楽しむことができました。
まあ、RZは2ストロークでキャブレター車という旧車なので、人間側がやることが多く、それはそれで面白いんですけどね。