ヤマハ YZF-R25 は、12月15日発売になったようです。
YZF-R25のオフィシャルページ
・ニュースリリース : YZF-R25 国内仕様を発売
・中の人?のブログ : 新250ccロードスポーツ、YZF-R25
・製品紹介サイト : YZF-R25
・スペシャルサイト : R25 Special Site
・ティーザーサイト : YZF-R25 ティーザーサイト
・アクセサリー : 純正アクセサリー&カスタムパーツ
ざっと拾ってみましたが、1車種に随分と力が入っているのが分かります。
ザクっと特徴を列挙すると、
・排気量249cc
・パラツインの水冷エンジン
・現行車250ccクラス最高の36馬力/12,000rpm
・重量166kg (乾燥で146kg位?)
といったところでしょうか。
ユーザーになることを想定して、個人的に感じた事、気になった事を書いていきます。
センタースタンドが無い
どの写真を見てもセンタースタンドが映っていません。無いんですね。整備にはレーシングスタンドを使った方が、絶対に良いです。ヤマハさんもレーシングスタンド用のオプションを出すようです。
LEDウインカー
純正アクセサリーなら安心ですね。最近はバイクでも電気を使うことが多くなってます。ETC車載器、動画撮影、ナビゲーションといった装備を付けるとバッテリーへの負荷がかかります。省電力のLEDにする意味は大きいと思います。また、社外品を付けるとハイフラッシャーになることもあるので、純正品ならそういう心配も無いんだと思います。
年間販売目標7,000台
販売目標が年間7,000台とニュースリリースに書いてありました。Ninja250が2013年は約6,000台のようですから、かなり意欲的な数字を出していると思います。(Yahoo!ニュースより)
ただ、インドネシア生産だと、市場の反応にどの程度対応することができるのか分かりません。しばらくは品薄になるんじゃないでしょうか。すぐに欲しい人は、もう予約した方が良いと思います。
タイヤが17インチ
現在のRZ250R(1XG)は、前後タイヤともに18インチです。買ったときはダンロップTT100GPを履いていました。2回タイヤ交換してますが、18インチのオンロードは本当に選択肢が無いので、気合いの入ったパターンをしている方のブリジストンBT-45を履いてます。というか、事実上、BT-45しか選択肢は無いですね。
オンロードスポーツ車は17インチが主流なので、タイヤの選択肢が一気に広がって悩みそうです。そういう時間も楽しいですけどね (^_^)
エンジン音・排気音
youtubeなどでも試乗会の様子が見られますが、あのエンジン音はちょっと耕耘機というか、少しがっかりです。ただ、マイク性能やPCスピーカーの限界もあるので、実際に聞いたり乗ったりするとまた違う音になることを期待してます。ヴァレンティーノ・ロッシが乗ったコンセプト車はアクラポビッチが付いていたので、そっちだとレーシーな音になるのかもしれません。いずれにしろ、実車で確認する必要がありそうです。
バックステップ
横浜MARK ISの展示車に跨がった感じでは、ステップの位置はもう少し後ろの方が操作性が上がると思います。バックステップに交換したいですね。
カラー変更
ヤマハが出したカラーリングは、今ひとつ好みではないので、白主体でアクセントに赤、またはストロボカラーの赤にしたいです。どこかの会社が外装キットを出してくれないでしょうか。YZF-R1だと180,000円ですが、ここまで高いと無理なので、もう少し安めで。
試乗会・レンタル
試乗もせずにいきなり買う、なんてことは恐くてできないので、ヤマハさんには試乗会を開催して欲しいです。MTシリーズはサーキットで試乗会してましたから、YZF-R25もサーキットで。会場で乗って、フィーリングを確認して、諸々の情報を入手して、購入するか参考にしたいと思います。
また、レンタル屋さんにも早いとこ導入して欲しいですね。レンタル819さんは比較的新しい車種を積極的に導入してるので、ここならきっと早いタイミングで乗れるのではないでしょうか。試乗会だと数km、数分程度しか乗れないので、実際の利用場面でどうなのかは分かりづらいです。レンタルしてツーリング行って、数百キロ走れば自分に合うか分かるので、ミスマッチは少ないと思います。
サーキット走行
サーキットで走るときに、YZF-R25を選択する人は増えるのではないでしょうか。4スト250ccクラスのオンロード車の選択肢って、現行車だとNinja250、CBR250Rしか無いですから。他車の30馬力前後に対して、YZF-R25は36馬力です。2割増しですよね。吊るしの状態でこのパワー差は、エンジン改造まではしない人にとって、YZF-R25を選択する大きな理由になると思います。
地方選手権などでも、YZF-R25の姿を見る機会は多くなりそうです。来年、筑波サーキットの地方選手権を見に行きたいと思います。CBR250Rカップみたいな感じで、YZF-R25のワンメイクレース開催されたら、絶対に見に行きます。
YZF-R6は来るか?
大型二輪免許を取ったときに、YZF-R6を乗換先として考えてました。ただ、加速騒音が日本の基準を満たさないらしく、国内販売や逆輸入はできないとYSPで教えてもらい諦めていました。
今のラインナップとして、YZF-R25の次がYZF-R1というのも間が空き過ぎているので、中間のYZF-R6が日本でも販売されることを期待してます。1980〜1990年代のバイクブームの頃だったら、R1、R6、R4、R25、R125、R50といったラインナップを揃えるんでしょう。今はちょっと無理でしょうけれど。
もしR6が出てきたら、R25ではなくてR6に食指が動いちゃうかもしれません。
RZ250Rから乗り換えしたら
RZ250R(1XG)は1986年発売で、30年近く経ってまだパーツ供給あることの方が驚きですが、メーカー在庫は確実に欠品してきています。パーツ供給の不安から逃れたい、そろそろ新車を買いたい、そういう思いはずっとあったのですが、250ccクラスのオンロード車が出てこなくて、今までRZに乗ってました。YZF-R25が発売されて、やっと乗り換え先の候補ができました。2013年の後半は、Ninja 250Rを買おうかと真剣に悩んでました。
ただ、心配なのはパワーの違い。カタログ値とはいえ45馬力のRZから、36馬力のR25に乗り換えてパワー差にガッカリするかもしれません。パワーだけでなく、乗り心地、操縦性、旋回性、ブレーキ性能、加速力などなど、気になることが沢山あります。また、2ストと4ストのバックトルクの違いで、アクセルワークを変える必要はあると思ってます。
まあ、でもまずは実際に乗ってみないと分からないですね。選択を間違えないためには、他人の評価ではなく、自分で判断するのが一番です。自分のフィーリングに合えば、他人の評価は一切気にならなくなりますから。