2019年4月に、RZ250RからYZF-R25に乗り換えて、1年と8ヶ月が経ちました。
最近、感じていることを書いておきます。
前のめりに乗る:これは、乗車姿勢ではなく気持ちの問題です。RZ250Rの時はバイクよりも気持ちが前を走っていましたし、そういう気持ちになるバイクでした。一方、YZF-R25は前のめりになりません。バイクと気持ちの位置が一緒です。
ダイレクト感:スロットルに対するエンジンのダイレクト感。これは、圧倒的にキャブレター車両のRZ250Rが良いです。YZF-R25は残念ながら、どの回転域でもモワーっとした感触です。120馬力のYZF-R6でも同じだったので、FIの特徴なんでしょうね。
エンジン回転数と加速感:高速道路の料金所から脱出するとき、1速のままレッドゾーンまで回して一気に速度をあげてます。RZ250Rだと10,000rpm、YZF-R25だと14,000rpmくらい? 最後まで加速感があるのはRZ250Rですね。YZF-R25の高回転域は、ただ回っているだけでパワー感はありません。
ミッションオイル、ギヤチェンジ:YZF-R25はミッションの操作感がかっちりしてますし、しっかりギアが入ります。RZ250Rもミッションオイルの交換直後は同じなのですが、1,000kmほど走るとギアの入りが悪くなってきていました。対して、R25はオイルに優しいのか、ギアの入りがずっと良いです。
排気温度:排気というか、マフラーの温度ですが、YZF-R25の方が熱いんですよね。RZ250Rは2ストで倍の燃焼回数があるのですから、熱くなりそうなのですが、なぜか4ストのR25の方が熱いのです。なぜでしょう?
ゆっくりが楽しい:YZF-R25は、ゆっくり走っても楽しいです。RZ250Rは加速と減速は楽しくて、一定速度で走るのはつまらない、本当につまらなかったです。ですが、YZF-R25に乗り換えて良かったと思うのは流す走りが楽しいことです。一定の速度で高速道路や一般道を走るのが楽しいんですね。これは、YZF-R25にして良かったと思っていることのひとつです。
リアタイヤが流れる:自分の乗り方なのでしょうが、フロントよりもリアブレーキを強めにかけるようです。停止距離を短めに止まろうとすると、リアがロック気味になって、ズリズリと流れます。RZ250Rの特性なのかと思ってましたが、YZF-R25でも同じなので、これは乗り方のクセなのでしょう。
18インチと17インチ:18インチタイヤのRZから、17インチのR25に乗り換えて、全く違和感がありませんでした。ただ、18インチのRZ250Rの方がヒラヒラ感はありましたね。逆にR25はフロントの安定感があって、しっとりとしたハンドリングです。タイヤサイズが小さい方が軽くて、ヒラヒラ感があるのかと思いましたが、逆になってます。まあ、どちらもリアタイヤで曲がるバイクという点は同じですが。
満タンの距離:RZ250Rはリッター18km前後で、満タンで300km弱ほど走れます。なので、200kmほど走るとガソリンスタンドを探してソワソワしてきます。YZF-R25はリッター33km前後で、満タンで400km近く走ります。遠出するときは、100kmの違いがとても大きいです。関東近郊で日帰りだと、400km以内で十分なこともありますからね。ツーリングの時は気が楽です。
社外パーツ:これはもう、現行車と絶滅危惧種との差がはっきりと出ます。YZF-R25はなんでもあります。よりどりみどりという表現がぴったりです。選択肢が多くて悩むのも楽しいですね。
いまだに、RZ250Rと比較しながら乗っているんですよね。もしかして、YZF-R25が好きじゃないのかなぁ。YZF-R6が欲しかったけど、エンジンの熱風がネックになって諦めたのは事実です。やや妥協した選択ではありましたが、YZF-R25も楽しいんですよ。短い距離でも気楽に乗り回せますし。普段の生活の中で乗って、ツーリングにも行って、サーキットも楽しく走れる、250ccはそんなマルチな使い方ができるサイズです。
すでに10,000km以上も一緒に走っていますが、もしかしたら、まだYZF-R25が馴染んでいないのかも。これは、もう少し走って、手足のように使えるようにする必要がありそうです。