なにやら、YAMAHA YZF-R7の情報が出回ってます。( ベストカーWebの記事 )
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YZF-R6が排ガス規制Euro5をクリアせずに、現行車両で終了となるようです。そうすると、日本国内のYZFシリーズは250、320、1,000のラインナップとなり、中間排気量が無い寂しい状態となってしまいます。1980年代頃のバイクブームだったら、50、125、250、400、750、1,000とラインナップされるのでしょうが、今はそんな時代ではありません。
YZF-R7のことは、実はちょっと注目してますので、妄想も含めて少し書いてみます。
YZF-R25を購入する時、比較検討したのはYZF-R6とXJ6 Diversionでした。DiversionはR6同様の4気筒エンジンでありながら、R6の120馬力に対して77馬力と出力を抑えて、ツアラー寄りの性格を持たせたバイクです。なのですが、候補から最初に外れたのもDiversionでした。最大の要因はセパレートハンドルでは無い事です。
スポーツタイプのセパハンが好きなんですよね。バイクの免許を取って35年を超えますが、直近の22年はRZ250R、YZF-R25でセパハンに乗っていますし、身体がきつくなって乗れなくなるまではセパハンに乗りたいと思っています。
噂のYZF-R7が、MT-07ベースの2気筒になるのは残念ですが、その代わりに価格が抑えられる可能性が高そうです。そして、どこまでロードスポーツに性格を寄せてくるのか。MT-07は73馬力と、R6の120馬力の60%位です。フルカウルになっても、夏でも暑くなく乗れることを期待しています。
話題は少し変わりますが、最近、思うことがあって、これはR25を買うときにも気になっていたことです。それは、YZF-R25に対するネイキッド版が無いことです。
250ccフルカウルのYZF-R25に対して、カウルレスモデルはMT-25があります。とはいうものの、性格や用途は全く異なっています。以前、まだバイクブーム華やかなりし頃、サーキット志向のフルカウルTZR250Rに対して、街乗り用のネイキッドRZ250やR1-Zがありました。
振り返って、現行のヤマハのラインナップを見ると、YZF-R25に対するネイキッド版が存在しないんです。雑誌などではそれがMT-25だという風に紹介されていますが、それは違いますね。MT-25はセパハンでも前傾姿勢でもなく、オンロードを走るオフロード車というイメージです。モタードやストリートファイターという呼び方がありますが、そちらの方がしっくりくるかもしれません。まあ、YZF-R25自体がサーキット志向ではなく街乗り用ですからねぇ。それ以上に街乗り用という車両は不要ということだとは思います。
新型の発売が予想されているYZF-R7は、ガチのサーキット志向であるYZF-R6に対して、街乗り志向のYZF-R7という立ち位置になるようです。いわゆるネイキッド(カウルレス)モデルではありませんが、以前のTZR250RとRZ250の関係に近いかもしれません。あくまでも噂の域を出ませんが、価格も100万円以下が予想されてます。
車両サイズがどうなるのか、それも気になります。YZF-R6はまるで400ccの車格でした。そのサイズで700ccエンジンになるのか、それともYZF-R1くらいの車格になるのか。R6サイズだと嬉しいですね。振り回しやすいし。いっそのこと、R6のフレームにMT-07のエンジンを乗せればといいのにと思いましたが、そうするとコストの問題が出そうです。R25のフレームに700ccのエンジンは乗らないかな、さすがに。
それから、装備がどうなるんでしょうか。まず、ABSは必ず搭載されるでしょうね、規制があるし。あとは、クイックシフター、スリッパークラッチ、フライバイワイヤー、トラクションコントロール、エンジンやサスペンションの電子制御などが思いつきます。ですが、それらは全部無しのモデルにしていただきたいです。レンタルで最近の車両を何台か乗った上での、あくまでも個人的な希望ですが、素のバイクに乗りたいです。バイク雑誌などではそういった装備が搭載されることを褒める傾向がありますが、バイクがいろいろとやってくれるのは「つまらない」です。バイクは自分で操作したい。それに、販売的な第一優先は価格でしょうから、色々とついていない方が価格的には有利に働きますよね。
発売されたら、とりあえず試乗ですね。YZF-R6には乗ったことがあるので、比較してみたいです。2019年4月にYZF-R25を買ってますが、操作性やパワーが良かったら、もしかしたらR7に乗り換えということになるかも。いや、ならないかも。