すでに去年(2022年)のことですが、YZF-R25のことについて忘れないうちにメモします。
投稿日:2023年1月8日
2019年4月にRZ250Rから乗り換えて、YZF-R25には3年間乗りました。乗っていたのはもう去年のことですが、メモが残っていたのでそれを書いておこうと思います。
ここでの比較は、1986年生まれのRZ250R(1XG)、2018年生まれのYZF-R25(2世代目) の場合です。
■ギアを覚えなくなった
RZ250Rの時は、ギアポジションなんて表示されませんでした。そのため、何速のギアを使っているのか常に記憶していました。余裕があるときはいったん6速にして、そこから数えながら戻すということをやっていました。でも、YZF-R25には使用中のギアが常時表示されているため、覚えなくなってしまいました。
■シャーシやタイヤの進化はスゴイ
30年の進化を一番感じたのは、シャーシとタイヤです。RZ250Rだと人間とバイクの分担は「6対4」くらいで人間がやることが多かったのですが、YZF-R25だと逆転して「4対6」くらいでバイクが沢山仕事をしてくれていたように感じます。
RZ250Rと比較したら「跨ってスロットルを捻るだけ」と言っても言い過ぎではないくらい楽になりました。
■ヘッドライトが点灯していることを意識しなくなった
道交法の変更で、バイクは常時ライトオンになりました。
RZ250Rのときは「消灯、ポジショニング、ロービーム、ハイビーム」の4種類がありました。YZF-R25になると「ロービーム、ハイビーム」だけで消灯することがありません。乗る前の点検でロービーム、ハイビームの点灯は確認しますが、走っている時は点灯しているか確認することはなくなりました。
■維持費が安い
ガソリン代が安くなりました。RZ250Rは良い時でリッター20km、それに対してYZF-R25のリッター34kmは感動ものでした。
それだけではなく、燃焼オイル(潤滑オイル)が不要となりました。RZ250Rは2ストのため900km当たり1リットル(3,000円程度)を使っていましたから、それもかなりの出費でしたね。
■壊れない
RZ250Rは様々なところが壊れました。一番困るのが電装系です。ハーネスが古すぎて、どこが悪いのか調べるだけで大変でした。それなのに結局、原因不明になってしまいます。そのため、原因究明よりも対処療法ばかりでした。不調になったり壊れたりで入院して、毎年10万円くらいかかっていたと思います。
一方、YZF-R25は本当に壊れませんでした。3年間で故障は一度もなく、不調になったことすらありません。新車と30年車という違いがあるので当たり前なのでしょうが、ユーザーとしては不安なく乗れるというのは嬉しいです。
■パーツが選び放題
これは現行車ということが大きいです。色々と選べると楽しいですね。分厚いヤマハのオプションカタログを見るのが楽しかったです。
RZのときは純正部品が廃盤になる不安が常にありました。そして、社外品パーツは選択肢が少なくて困りました。特にタイヤが18インチだったので、実質BT-45とGT601の2つしか選べませんでした。それを考えると17インチのYZF-R25は選び放題と言ってもいいくらいです。
■車体は少し小さかった
身長175cmにとっては、特に足のポジションが少し窮屈でした。そのため、バックステップで「UP +4cm、Back +6cm」とすると丁度よくなりました。こういうパーツがすぐに調達できるのも現行車だからだと思います。
■タイヤは納車された時のまま
18,000kmほど走りましたが、タイヤのスリップサインにはまだまだ届きませんでした。純正タイヤはIRC製だったと思いますが、30,000kmまで乗っても大丈夫な気がします。
■気楽に乗れる
軽い車体、楽な乗車ポジション、軽い取り回し。
フラッと思いつきで走り出すことができる、そういう気楽さがありました。これは250ccクラスの大きな特徴だと思います。