YZF-R7 初年のまとめ

YZF-R6並みの前傾姿勢にも慣れました。

投稿日:2022年12月25日

2022年3月に納車されて、約9ヶ月ほど乗りました。気がついた事、当初のイメージと違った事などをツラツラと書いてみます。

1.前傾姿勢にも慣れました。 雑誌などてもYZF-R6に近い乗車姿勢と言われていて、ヤマハさんの比較画像でもYZF-25よりも明らかにキツイ前傾姿勢でした。

乗り始めた当初はブレーキング時に体が前にもっていかれて大変でしたが、なんと人間は都合よく出来ているもので、数ヶ月で慣れました。RZ250R、YZF-R25に乗っていた時もガソリンタンクに伏せようにしていたためか、YZF-R7の前傾姿勢にも慣れが早かったように思います。今は下半身で体を支えられるようになって、ブレーキも問題なく、R25に乗っているのとあまり変わらないように走れています。そして、腕、肩、首も全く痛くなりません。ただ、長距離を走るとニーグリップ筋(正しい名前が分かりません)が筋肉痛になるのは、相変わらずです。

2.燃費いいです。 平均でリッター30kmは切っています。R25は35kmを超えることがざらでしたが、まあ250ccと比較しちゃいけませんよね。でも、馬力が倍になりましたからね。それを考慮したら素晴らしい低燃費だと思います。20km超えたら超優秀と感じた、2ストのRZ250Rにも乗っていたので、お財布にも優しいです。4ストは燃焼オイルも要らないし。

3.気楽に乗れる。 大型車を持っている方々から、「走り出すにはまず、バイクを出すのに気合がいる」と聞いていました。小さいバイクと2台持ちだと「億劫になって、普段は小さい方ばかり乗る」とも言っていました。

段々と乗らなくなるのかなとも思っていましたが、RZ250Rより多少は気合が必要ですが、今はYZF-R25と同じ感覚でフラっと散歩に出かけるような使い方をしてます。数百キロを走るようなツーリングは数ヶ月に1回ですが、毎週末にはフラっと100kmほど走っています。

お散歩と呼んでいますが、2,500rpm/時速60km程度の飛ばさないマッタリでも、走っていて楽しいですね。バイク雑誌の記事などを読むと、ヤマハさんは「普段は街乗り、たまにサーキット」という使い方を想定しているようです。でも、個人的にはお散歩バイクとして一番使っています。

4.フロントブレーキ多めです。 バイクの性格から、ブレーキはフロント重視で、リヤはオマケなのだと思います。納車状態だとリヤのABSが時々、作動していました。想定体重に足りなかったようです。リヤサスペンション設定を少し柔らかくしたところ、ABSの作動回数は減りました。ですがまだ、たまにABSが作動することがあります。そうなった時、リヤペダルの踏み込みを緩くして、その分をフロントブレーキレバーを強めに握って、ABSが作動している「タタタタッ」という振動が来ないようにしています。そうして、ブレーキ全体の制動力が変わらないように調整しています。

ちなみに、フロントABSが作動したことはありません。危ないので、試してみようと思ったこともありません。

5.やっぱり暑い。 納車された春先は良かったのですが、夏場はエンジンの排熱が熱くて乗るのがイヤになるほどです。だいたい、アイドリングしているだけで冷却水の温度が上がって100度を超え、強制冷却のファンが動き出します。YZF-R25でも、夏場はエンジンからモワ~ッと熱気が上がってきてました。フルカウルで熱の逃げ場が無いから仕方ないですね。

6.立ちゴケしてません。 足つきが良くないため、何度か危ないことがありましたが、まだコケてません。スライダーなどは付けていないので、これからもコケないように気を付けるつもりです。ちなみに、RZ250Rを買った1999年から20年以上、公道では停車中、走行中の両方を含めて転倒してません。この記録を伸ばせるようにしていくつもりです。

7.カラーリングがいい! WGP参戦60周年記念カラーを購入しましたが、やはりこのカラーにして良かった。ヤマハ車に対して「白/赤 + ストラボライン」というイメージが強いので、車種だけでなくカラーの選択にも満足しています。

8.結局、YZF-R6は買わないのか。 YZF-R6を買うことは無いと思います。

RZ250Rからの乗り換えで、YZF-R6が一番の候補でした。なのですが、なにしろ玉が無くて買えないんですよね。待ちきれずにYZF-R25を購入したのですが、これもまた楽しいバイクでした。250ccサイズのマルチさを再確認できました。

そして、その次の乗り換え先がYZF-R6ではなく、なぜYZF-R7だったのか。それは、YZF-R6をレンタルで乗った時に感じた「街乗り性能の低さ」が一番の原因です。2気筒車と4気筒車の両方に乗って思ったのは、散歩できるか、気軽に乗れるか、いわゆる下駄履きバイク的な使い方ができるか、それを考えるとやっぱり2気筒車だなと思ったわけです。でも、スタイリングはR6系がいい。

そう考えていたところにYZF-R7が発表されたので、買ってしまいました。「大きなYZF-R25」というYZF-R7の性格が自分の使い方にとてもマッチしているため、YZF-R6への興味が一気に薄れていきました。

9.やっぱりダイレクト感は無い。 RZ250Rと比較して、YZF-R25に感じた「スロットル追従度の低さ」はYZF-R7も同様です。RZ250Rの時は、スロットルとエンジンとリアタイヤが直結していました。右手の動きが即バイクの挙動になって現れていました。それに対してYZF-R25、YZF-R7はダイレクト感が無くて、スロットルに対して「もわ〜」と反応します。キャブレターとFIの違いなのか、2ストと4ストの違いなのか、わざとFIのマップ調整で反応を鈍くしているのか、その辺りは分からないですが、何しろ右手に対するレスポンスが鈍いと感じます。お散歩バイクとしてはいいのかもしれませんが、少しストレスになる部分です。

10.まとめのまとめ。 色々と書きましたが、大好きだったRZ250Rと同じくらいYZF-R7も好きです。気に入っています。3年後の車検は通すつもりですし、できればそのまま乗り続けたいと思っています。

とか書きましたが、ヤマハさんが新車でRZ250後継の2スト250ccを出してしまったら、その時は買い換えてしまう可能性は大きいです…..。排気ガス規制もあるので、出ないとは思いますが。

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