MotoGPに参戦している中上貴晶選手のトークショーに行ってきました。
投稿日:2023年1月21日
ライコランド東雲店でアライヘルメットのイベントとして、中上貴晶選手のトークショーが開催されていました。店内奥のレース用レザースーツ、ブーツ、グローブなどを陳列している場所です。50人くらいは来ていたように思います。中上選手はオフシーズンのリラックスした雰囲気でした。
相方のMCは、レースアナウンサーの竹内さくらさん(twitter)でした。
自分は報道やライターの人ではありませんので、中上選手が語った内容を文章ではなく、メモした箇条書きのままで列挙していきます。また、プロでもありませんので正確性については保証できませんが、脚色はしないように気をつけます。
前半はアライヘルメットの話題が中心で、後半はレースの話題になっていました。
・最高時速360km超えるレースの中、転倒時にヘルメットが守ってくれた。
・MotoGP と街中でのヘルメットの違い。前傾姿勢がほとんどのレースと、街中での違いはないと思う。
・運転免許:2019年に日本の運転免許を取ったが、まだ公道を走ったことが無い。今シーズンオフ(2023年シーズンが終わってから)、自分のレプリカメットを被って走りたい。ツーリングを企画したいと思うが、公道は反対車線に対向車両がいるから、運転は緊張するかもしれない。
・メットデザイン。バルセロナで撮影した写真などをデザイナーに送って、色合いなど拘ってデザインを作ってもらっている。
・アライメットの評判。海外でも安全性やフィット感で良い評判を聞く。(相手がMotoGPライダーなのか、LCRチーム内なのか、それとも海外の友人なのかは語らず)
・手の怪我。順調に回復していて、2月7日のテストには問題なく参加する。リバビリも順調に進んでいる。
・骨折はあったが、移植は初めて。手首から小指に腱を移植した。
・入院中も無理なお願いをしてトレーニングしていた。最初はバンド、チューブを使っていたが、後から自転車を持ち込んでいた。(体力の低下を防いでいた)
・手は、2022年もてぎ戦の時が1番痛かった。レースに出ずにオフシーズンを迎えるのがとても不安だったので、最終戦には出られて良かった。
・2023年から始まる土曜日のスプリントレースは、個人的には楽しみだ。ガソリン残量を気にせずに全力で、予選モードで走り切れると思う。
・2023年はスプリントレースが21回、本戦も21回の計42レースある。怪我をして欠場すると逃すポイントが大きい。怪我には気をつけたい。
・スプリントレースのあるウィークの流れ、過ごし方は、開幕戦が終わってみないと分からない。ただ、FP4が無くなるから、これまでのように試行錯誤する余裕が無いし、レースも混戦になると思う。
・日本帰国時に行きたいところ:12月は挨拶回りが主で、年末年始は家族と過ごしている。親戚、甥っ子姪っ子と過ごしたいし、リラックスした時間を過ごしたい。また、寿司を食べてる。(※2019年のトークショーでも寿司が好きと言っていた)
・2023年シーズンの意気込み:ホンダはバイクを一新する。実機を見てきた。
2019年1月のアライヘルメット主催のトークショーにも来たのですが、あの時は準備不足もいいところで、出演者の立ち位置も決まっておらず、MCの柴田奈緒美さんが困っていました。また、PA設備を準備していなかったようで急遽、ライコランドの人が店内放送用のマイクを柴田さんに渡していました。それを柴田さんが持ち、インタビュー形式で自分が喋り、中上選手にマイクを向けて答えてもらうという形になっていました。まあ、店内どこにいてもお二人のトークが聞こえるという利点はありましたけれど。柴田さんが始まる前に臨機応変に「これはああしましょう、それはこうでいいですか?」と対処していたため、イベントそのものは無事終了しました。それにしても、こんな準備不足のイベントにライダーを放り込むなんて、酷い会社だと思いましたね。
2022年1月にはIXONのイベント主催の中上選手トークショーもあり、そちらはIXONロゴのテント持ち込みで、PA含めて全てをIXON側で用意していたようです。IXONの方?が、事前に注意事項やイベントの流れなどの説明も行っていました。2019年のアライヘルメットとは雲泥の差がありました。
今日がどうなるのか心配でしたが、アライヘルメットの方も来ていたようで、PA設備もしっかり用意され、二人がそれぞれマイクを持ってトークショーが進行していきました。費用の問題もあるでしょうが、こういうのはイベント会社に委託した方がいいように感じました。自分が使っているヘルメットは、記憶している限り(たぶん30年以上)はアライヘルメットです。機能や安全性については信頼していますが、こういうイベントでの印象も大事なんですよね。
来年もトークショーが開催されたら、また来たいと思います。中上選手も怪我なくシーズンを終えられますように。