暑い夏で、YZF-R7が許容する気温が気になります。
投稿日:2023年7月30日
暑くて暑くて、今年は6月以降、日中にバイクに乗るのは躊躇するくらいです。7月になると、東京都区内は最高気温35度を超える日が続いてます。
そんな状態で気になるのは、YZF-R7が想定している気温が何度なのかということです。
ヤマハのWebサイトから取扱説明書がダウンロードできるので、確認してみました → ヤマハ発動機:取扱説明書PDFダウンメード
YZF-R7の取扱説明書(P.3-9)、メーターパネルのページに記載がありました!
取扱説明書の記述によると、エンジン冷却水の表示範囲は「40〜116度」、そして吸気温度の表示範囲は「-9〜50度」でした。
んんっ!? ちょっと待ってください。納車されてから季節を一巡していて、走行中の冷却水温は40〜105度の範囲は見たことがあります。確か、105度になると電動ファンが回って100度未満になるまで強制冷却されるため、110度を超えたことはありません。ですから、冷却水温は表示範囲から大きく外れることはなさそうです。
ただ、問題は吸気温度です。-9度となると道路が凍結するため、YZF-R7のようなタイプのバイクが走ることはあまり無いとは思います。なので、あまり考慮は必要ないと思います。
ただ、逆に50度の方はありそうなんですよね。表示するのは「吸気温度」で、だいたい外気温+10度くらいを指し示すことが多いです。ということは、想定している最高気温は「外気温40度」なのではないかと思います。
今年の日本では、最高気温39度も記録しています。もしかして、YZF-R7が走行する環境としてはギリギリなのかも……
ベースモデルのMT-07がどうなっているのか、気になったので確認してみました。
エンジン冷却水は「40〜116度」で、MT-07もYZF-R7も一緒です。
ただ、吸気温度の表示はYZF-R7が「-9〜50度」であるのに、MT-07は「-9〜99度」です。うーん、同じエンジンのはずなのに、どういうことですか? まあ、吸気温度が99度の状態で走ることは無いとは思いますけど、想定している気温範囲が分からなくなりました。
取扱説明書からYZF-R7が想定している動作気温が分かるかと思いましたが、余計に混乱してしまいました。日本、北米、ヨーロッパでも販売していますから、それらの地域でプロテクター付きウェアを着て走ることを想定していると思います。ヤマハさんがそう考えていることを期待して、「自分が乗りたくなる気温」であるかどうかを基準にしてみることにします。